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コラム

第2回 シロアリについて(2)

その前にまずシロアリの生態についてお話しておきましょう。シロアリは種類にもよりますが、4月から7月に群飛時期と言い活動が活発化します。簡単に言うなれば巣を分離し新しい巣を築きに飛ぶ時期です。シロアリは数万から数百万頭の単位で女王蟻と王蟻を中心とした社会を作ります。
 そしてこれもまた種類によりますが、土中や木材に巣と呼ばれる≪コロニー≫を作ります。その≪コロニー≫を往復し食べ物を探すシロアリ、ひたすら木材の中を食べ進むシロアリ、様々です。≪コロニー≫が大きくなるとニンフと呼ばれる蟻(新しいコロニーを作るために飛び立つ羽蟻の前の状態)が増え、成長を待ちます。一定の条件が揃うと一斉に群飛します。

通常シロアリが人目につくことはありませんが、このタイミングの時は見ることができます。シロアリ被害のある家では浴室、洗面所、玄関などから大量に出てきます。先に述べた様にシロアリは白いものや黒褐色ですが、羽蟻は黒く、よく見かける羽蟻に似ています。よく見ると違いがわかりますが、飛んでいる羽蟻を識別するのは困難かと思います。
 一応参考がてらに述べますと通常よく見かける羽蟻は触覚が頭から出て『くの字』に曲がっています。しかしシロアリの羽蟻は頭から出て、真っすぐに伸びています。体もやや小さく、くびれが無くズンドウっぽく見えます。隣り合わせで比較するとわかりますが、飛んでいる羽蟻を見て識別するのはプロでない限り無理かと…

群飛をしたシロアリは地面に落ちると、すぐに自ら羽を切り落とします。羽蟻の羽を大量に見かけたときは要注意です。そして雌が雄を引き付けるフェロモン部質を出し雄が寄ってきたら新しい巣≪コロニー≫を作り始めます。群飛後、約10日~20日で最初の産卵が始まると言われています。

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