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コラム

第2回 シロアリについて(3)

先に述べた《ヤマトシロアリ》についてですが、分布は広く、北海道北部を除きほぼ日本全域に生息しています。体長は4mm~7mm程度で、シロアリにしては黒っぽく、常に湿った木材中に生息。湿気の多い場所や常に濡れるお風呂場などの木部、タイル風呂の柱や土台など湿潤した木材を好み(シロアリは水分が無いと生きていけない)、主食とし家の下部(床下や土台)を加害する。被害を進める速度は比較的に遅いが、広範囲にわたり加害。特に≪コロニー≫らしきものは作らず、木材の中を巣とし生息。群飛時期は、4~5月の温暖多湿(蒸し暑い)の昼間。

次に《イエシロアリ》ですが、僕的にはこれは性質が悪い。分布は千葉県沿岸部から西に下り、海岸線に沿った地域で見受けられる。比較的に温暖な地域で太平洋側と伝えた方がわかりやすいと思います。ですが内陸部だからと言って安心はできません。情報筋によると西日本全域とも言われています。
 体長はやや大きく、7mm~9mmで黄褐色。湿潤な木材だけでなく(イエシロアリは他と違い自ら水を運ぶ事ができる)、被害は建物全体に及ぶ。加害速度は著しく速く、被害は想像を絶する。(僕も何度か生息中に遭遇したが、縁の下で絶叫した…)《コロニー》は床下、土中、立木、壁の中などに作り移動を繰り返す。群飛時期は、6~7月の温暖多湿(蒸し暑い)夕方から夜。

そして≪アメリカカンザイシロアリ≫です。この種はおそらく輸入家具、輸入材から日本に持ち込まれたのではと言われています。元々日本に生息していなかったこのシロアリの特徴は、先に述べたシロアリと違い乾燥した木材の中にあるわずかな水分だけで何年も生息可能と言うことです。大半のシロアリは適度な水分が無いと生息不可能なのですが、この種は違います。
 そして先のシロアリと違い侵入場所を選びません。2階の軒先や、窓枠、壁からも侵入します。そして最悪な事に、完全な駆除が非常に困難であるということです。もし被害に遭われてしまったら、長い目で地道に駆除をして行くしかありません。それには、費用も嵩みますが…

現在お住いになられている住宅は様々な工法、構造で造られていますが、建物によって被害は異なります。「うちはマンションだから関係ないわ」と思われている方は、御用心です。

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