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コラム

第2回 シロアリについて(4)

現在、日本で取られている工法の代表的で、被害のあったものを幾つかあげますと

【在来工法】(建売物件も含まれる) 群飛後、地面から基礎や束柱(縁の下の床を支えている短い柱)から蟻道を作り侵入。束柱から土台や大引き、根太、建具枠に被害を拡大。特に水周りの湿った木材(お風呂場の敷居など)に集中。屋内で雨漏りや漏水などがあれば、2階や3階にも被害を及ぼす。

【2×4工法】 これも在来工法と同じく地面からの侵入で被害を広げる。構造上の造りから被害が水平方向に広がり、在来工法と同じく水周りに集中するが横伸び一帯となる。構造の木材SPF材(一概には言えないが、SPF材は木の密度上シロアリが食べやすいと言われる)は念入りな駆除や予防対策が必要と思われる。

【RC工法】【SRC工法】【ALC工法】(マンションなど) これは基本的に主となる構造材は被害を受けませんが、群飛後建物をつたい屋内の框、敷居、建具枠、畳寄せ、巾木、床の間や床柱に加害します。屋内が一つのコンクリート(もしくはALC)の箱になっているため、被害が水平方向に広がる。

上記に挙げました様に、シロアリは到る所に加害します。驚く例を耳にしたのを覚えています。厚さ5センチのコンクリートの壁をコンクリートの粒子を剥がしながら、僅か1週間で貫通したそうです。この様にシロアリは驚くべき生命力と繁殖能力、破壊力を持っています。

体長3mmのイエシロアリがコロニーを築き、100万頭の集団で活動した時、1日に70gを加害します。単純計算で70g×365日=25,550g=25.55㎏。重さから換算して、10cm×10cmの杉の角材 長さ3mが2.8本 1年間に約3本近くの柱が完食されます。加害しながら食べ歩く(食い散らかす)と言うことを考えると、範囲は相当な広範囲になるとおもわれます。ただあくまで休みなく加害し単純計算による算出ですが。

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