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コラム

第2回 シロアリについて(5)

ここまで読んで頂ければシロアリの生態や怖さを理解頂けたと思います。僕は常々お客さんと話をするときに、こう言った話をここまで細かくは話しませんが注意を呼びかけます。その時に質問されることの多くは「一回やった方がいいかな?一度やっておけば大丈夫だよね?」「床下に乾燥材や床下扇風機を付けた方がいい?」と聞かれるのが多いですが、答えはどちらもNOです。
 悲しい事ですがシロアリの薬は半永久的で無いのが実情です。効力、保証期間も5年間とされています。5年後にはまたやらなくてはなりません。床下扇風機も確かに効果的な場合もありますが、ぼくは著しい場合を除き不必要と判断します。一時悪質な訪問販売や業者がはびこり、多くの人が被害に遭われた例もあり世間の皆様にはあまり良くないイメージがあります。僕は基本的には「いりません。」といいます。ただちゃんといらないと言う説明をし、それでも付けて欲しいと言われれば見積りをし再度「いる?」と答えを聞きます。

僕が経験上必要と思うのは以下の条件に当てはまる建物です。皆さんもご自分の御自宅と当てはめて見て下さい。

  • 1 御自宅の敷地が周りの敷地より低い
  • 2 御自宅の地域の地下水位が高い
  • 3 床下の土壌面が地面より低い(通気口=風まどが無い、埋まっている)
  • 4 床下が無い。低い。
  • 5 元々ここは水田や沼地だった。
  • 6 住宅密集地で隣の家がものすごく近い。風が抜けない。
  • 7 床下で漏水がある。あった。
  • 8 御自宅が川の近くで、洪水や、床下浸水があった。

これに当てはまる時は僕も考えます。ただし建坪20~30坪ぐらいの建物ならば、建物の構造や機械の性能にもよりますが大体2,3台で十分と思います。価格も機械、工事費込みで10万円~高くて30万円。こんなに金額が高いなら僕はもっと違う方法で安く予防対策と今後のアドバイスをし、お客さんも僕も納得のいく、金額も納得のいく工事をします。
 床下換気扇を付けたからと言ってシロアリが来なくなるって事ではなく、床下の湿度を保つ事でシロアリが来にくくなると言うのが正しい言い方になるのではないでしょうか。正直言ってお客さんも見えない所にはお金をかけたくないじゃないですか。

最後にシロアリ被害の屋内での症状を述べておきます。以下のような症状が当てはまる時はご注意ください。ご心配ならば一度調査をしてもらうのが家を守る最善の策かと思います。調査だけならたいていの工事店なら無料でやって貰えます。体と同じで定期健診を!

  • ☆ 床がブカブカする。
  • ☆ 洗面所、浴室の建具枠、敷居、窓枠が濡れっぱなし。もしくは穴が開いている。
  • ☆ ドアや襖が開け閉め出来ない、しずらい。
  • ☆ お風呂がタイル風呂で、クラック(ヒビ割れ)があり水がかかる。
  • ☆ 羽蟻が出た。または羽を大量に見た。
  • ☆ 基礎や床下の束柱に粉状の筋がある。または、天井から降ってきた。
  • ☆ 木部を叩くと「コンコン」ではなく「ポコポコ」と言う音がする
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